2021年2月5日
日本ゼラチン・コラーゲン工業組合
理事長 田寺 宣文
日本ゼラチン・コラーゲン工業組合ではこのたび、「HACCPの考えを取り入れた衛生管理のための手引書」を作成しました。
HACCPによる食品衛生管理の制度化は、製造・加工・調理・販売等を行う全ての食品等事業者を対象としていますが、事業者規模や業種を考慮して「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の2種類の基準が設定されています。
今回の「HACCPの考えを取り入れた衛生管理のための手引書」は、製造作業に従事する社員が50名以下のゼラチンならびにコラーゲンペプチドの製造事業者を対象に、一般衛生管理の基本について説明しており、更にゼラチンならびにコラーゲンペプチドを製造する上での健康危害要因に着目し、HACCPの考え方を取り入れた重要管理点について紹介させて頂いております。
また、適切な衛生管理計画が容易に作成、実施、記録できるように、参考資料として一般衛生管理に関する事例やHACCPの考え方を取り入れた衛生管理に関する事例を掲載しております。
この手引書をご活用いただくことで、すべてのゼラチンならびにコラーゲンペプチドの製造事業者がお客様に安全で、安心してご使用いただける製品を提供し続けて頂けることを願っております。
なお、「ゼラチン・コラーゲンペプチド製造におけるHACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書」は、以下の委員の方々の協力のもとに作成されました。
厚く御礼申し上げます。